これじゃんって話 (モノクロの写真の明るさ補正してみた話)
モノクロの写真の明るさ補正してみた話。
太古の昔――人々は写真を自身でプリントすることで「撮影者の意図」を表現することに固執していた。
カメラ屋にプリントを頼むことによって「撮影者の意図」が失われることが、彼らには何よりも許せなかったのだ。
しかし、その文化はいつしか失われ、そして現代。
ひとりの男が自身の「撮影者の意図」を踏みにじられたことに激しく憤りを感じていた。今までは「撮影者の意図」など、どうでもいいと思っていた。太古の昔の悪しき風習だとすら思っていた。しかし、出来上がったデータを見て彼は驚愕した。ここまで「撮影者の意図」が無視されるものなのかと。そして彼は「撮影者の意図」を守るため、パーソナルコンピュータでの「ヘンシュー」を始めたのだ……。
というわけで、見てください。
この白さ!
からのこれ!
これからのこれ!
これも好きだけど、
これくらいのほうが好き。
とまあ、スキャナーの問題なのだろうけど、だいぶオーバー気味でスキャンされてしまっているようですねえ。
まあ全部自動で通してるんだろうから仕方ないけどね。
自動露出とは、白も黒も灰とするなり。と誰かが言っていたような気がする。そう、昔の歌人とかが。
白と黒のメリハリがもっとほしい。どうしたらいいの。助けてドラえもん。
とりあえず、フィルムスキャナー買おうかな。自分で露出補正かけられるやつ。
お金が消えていきます……。