激辛料理が好きって話

激辛料理が好きって話。

 

 

今日は残業あまり無しで、と言われてルンルンだったのに別の上司から残業してくれ!と言われて残業させられ、滅茶苦茶に腹が立って「真燃えよ唐辛子」と「蒙古タンメン中本 旨辛焼きそば」を食べてなんとか気を収めた。

僕は腹が立っていても辛いものを食えばそれなりに気分が落ち着く。

 

初っ端から腹が立ったとか言って不穏だけど、このブログは好きなものについて書くブログなのでこれを機に激辛料理について語りたいなあと思う。

諸君は辛いものが好きだろうか。

僕は好きだ。

なぜ好きなのかと考えると多分3つの理由がある。

1.純粋に辛い料理が美味しい

2.食べきったときの達成感

3.辛いものを食べているときは他のことを忘れられる

 

いつから辛いものが好きになったのかと聞かれると覚えていないが、思い出すのはパスタ屋に行くと毎回アラビアータに入ってる唐辛子を食べてにっこりと微笑む祖父の姿だ。

そんな彼の姿を見て、僕自身も小学生の頃から料理に使った(少し辛味の抜けた)唐辛子を食べるようになった。

中学生の頃には「暴君ハバネロ」をひとつ食べる毎に3問進めるというよくわからない自分ルールを定め宿題に励んでいた(当時の自分曰く、辛さのパワーで集中力が出て問題を解ける)。

このときにすでに辛いものに対する耐性がある程度できていたのだと思う。

辛い料理というのは辛さに負けないように大抵味に深みがあるものだ(それがないと激辛料理好きに文句を言われるわけだけど)。

辛さに耐性があればその奥にある味も味わうことが出来るし、辛味という痛覚すら美味しさに感じられるのだ。

これが先述の理由1だ。

 

”激辛料理”というものに執着するようになったのは多分就活の頃だと思う。

面接か何かの帰りに前々から気にはなっていた、激辛好きの登竜門「蒙古タンメン中本」にお邪魔したのだ。

最初はスタンダードに「蒙古タンメン」からスタートし、「蒙古タンメン 麻婆豆腐辛さ二倍」、「北極」という順にステップアップしていった。

そのステップアップの中で感じたのは自身の成長と達成感だ。

辛さに悶絶しながらも目の前の料理を平らげる。そこに達成感を感じるのだ。

一種のフードファイトとも言えるだろう。

筋トレ好きは自身を痛めつけるのが好きだというが、激辛好きも同じこと。

以前の自分を超え、より辛い料理を食べ切った時、達成感を感じその辛さに鼻水と涙を垂れ流すのである。

これが理由2だ。

 

そして理由3。

これはそのままだけど、辛いものを食べている時、目の前の料理をなんとかすることに必死になるのだ。

その時、すべてを忘れ眼前の激辛料理と一対一の関係になる。

つまるところ、「我ー汝」関係である。

ブーバーによれば科学的、実証的な経験や知識は「それ」というよそよそしい存在にしか過ぎず、「我」はいくら「それ」に関わったとしても、人間疎外的な関係から抜け出すことはできないという。その「我-それ」関係に代わって真に大切なのは「我-汝」関係であり、世界の奥にある精神的存在と交わることだという。そして、精神的存在と交わるためには相手を対象として一方的に捉えるのではなく、相手と自分を関係性として捉えること、すなわち対話によってその「永遠のいぶき」を感じとることが不可欠だとする。

マルティン・ブーバー - Wikipedia

そんなことはどうでもいいのだが。とにかく激辛料理は救いなのだ。

遊園地は好きじゃないと言っていた恋人が男友達とディズニーランドに遊びに行ったこと。6ヶ月で仕事をやめて転職活動をしたら面接官にボロクソに言われたこと。早く帰れると思っていたら残業させられたこと。いつの間にか財布から1万円なくなっていたこと。

すべて忘れさせてくれるのだ。激辛料理は。

 

激辛料理、最高!

 

おすすめの激辛料理店とかあったら教えてください。

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蒙古タンメン中本、北極辛さ二倍。