総評:1月

今月はなんといえばいいのか……とにかく”よくない月”であった。

 

 

まず初旬。いきなりインフルエンザにかかった。

自宅に体温計がなくて風邪なのかインフルなのかわからなかったが、病院に行ったら鼻に棒を突っ込まれ(クッソ痛い)、隔離され、インフルエンザA型であることが発覚した。

7日間外出禁止を言い渡され、仕事しなくていいのはめっちゃ良かったけど外に出れないのでせっかくの有給を有意義に過ごすこともできず、最初はしんどくてずっと寝ていたし、良くなってからはただただ家の中でゲームをしていた。

クソ暇だった。

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インフルエンザが治って数日後、今度は恩師が亡くなったという訃報を受けた。

ただ恩師といっても曖昧だろうが、15年程僕の師匠をやってくれていた人だ(僕個人のみではないけど)。

初めて身近な人が亡くなるという経験をした。訃報を受けた直後は、実感わかないなあと言いながらお酒を飲んで笑っていたのに、告別式でお焼香をあげた後は、本当にもうこの人と会うことができないんだなあという感覚に襲われて涙が止まらなかった。

人が死ぬってこういうことなのか、というのを初めて実感した。

そういう意味では、学びを得たのかもしれない。

 

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その後、落ち込みつつも仕事をして、水族館に行ったり温泉に行ったりした。

正直悪くなかった。悪くない人生だなあという感じだった。

最近の僕は、それこそ穏やか選手権優勝できてしまうくらい穏やかな人間になっていた。

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そして査定。

会社の査定が出て……僕は給料は上がったが、僕よりも全然仕事していない同期と同じだけしか上がらなかった。

とても仲が良い後輩は査定の結果に納得がいかなくて、再来月の末で退職することが決まった。地元に帰るつもりらしい。

仲がいい先輩(兼友達)は異動が決まった。地方ではないが、会う機会はかなり減るだろう。

僕よりも後に入社して、僕よりも先に昇格した優秀な後輩は、僕よりも先に退職していった。今よりも断然給料も良くて、残業も少ない会社に引き抜かれたらしい。

 

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前職、持ち帰りで仕事をするのが嫌で僕は退職願を出した。

辞めるのはせめて来月末にしてくれ、と上司は言った。君の面倒を見てくれている先輩や上司に、最後に迷惑をかけるつもりか、と。

「無理です」、僕は答えた、我ながらよくぞここまできっぱりと断れるなあと感心しながら。「就業規則では、二週間前に出せばよいと記載がありますので」

僕は面倒を見てもらっているなんていう気はさらさらなかった。

そこにいる人たちは、「真面目」すぎて気持ちが悪かったのだ。

ミーティングの後、決まった電車に乗るために全力で走る……そんな人達だった。

僕は嫌だった。だるいから電車一本見逃して次に乗ろう、って言ってほしかったんだ。

仕事だるいね、と。このまま電車で帰っちゃうか~、と。言われたかった。

そこにいる人達は気持ち悪いくらい真面目で、だから僕は彼らが嫌いで、確かに面倒を見てもらってはいたかもしれないけど、恩義なんて1ミリも感じちゃいなかった。それどころか、彼らの存在は僕が退職したいと思う原因の一つでさえあった。

 

だから僕は今、意図的に後輩たちに言うようにしている。

「帰りたいわ~」「もう仕事終わりでいいでしょ」って。

それでも多分、それなりに真面目に仕事はやっていて、だから責任と仕事が与えられて、でも昇格はしないくらいの評価で。

1には満たないかもしれない、でもその0.5も0と同じ評価しかされないのなら、なんのために同期よりも仕事量が多いのか分からない。これではただ働きだ。

金が欲しいわけでも、昇格したいわけでもないけど……。無駄に人より多く働いているだけっていうのが、嫌だ。

 

僕は頑張りたくない。今後昇格すれば、上の人間からの見られ方もまた変わる。

仕事も今より増えるかもしれない。

働きたくないし、ずっとゲームしたり温泉めぐりをしていたい。働くにしても、仕事は定時の中で、職場の中だけで完結させたい。

それが僕の理想の人生像なんだ。

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総評:1月はやるせない月であった。